転職の履歴と失敗談

システムエンジニア

今の仕事が楽しくない、体を壊した、上司と合わない、などなど現状に不満を持ってしまうことってありますよね。そんなときに「じゃぁ転職すれば」なんて人から言われたり、「転職して良かった!」なんて話を聞くと、転職ってそんなにいいのか!なんて思ったりもします。

でも本当に転職っていいことばっかりなの?

ここでは、転職2回(未遂さらに1回)、勤めた会社数4社(派遣除く)の経験から、私の転職失敗談を紹介します。

勤務実績紹介

まず簡単に、私の勤務実績を紹介します。

  • 1社目(正社員)→退職
  • 派遣社員
  • 2社目(契約社員)→転職
  • 3社目(契約社員)→転職
  • 4社目(契約社員→正社員)→退職

転職した理由とその後

1社目→2社目は転職ではなく再就職

リストを見るとわかるのですが、1社目から2社目の間には数年のブランクとともに派遣社員の時代があります。なのでここでは転職とカテゴライズせずに再就職とします。

この2社目の仕事を選ぶ際、1社目と派遣時代に得たSEの知識とともに、このブランクの時期に得た英語力を持って「なにかグローバルなことに関われるSE職」を求めて仕事を探しました。

このグローバルなことに関われるSE職、というのがこの後の就職活動での私の求める条件になっています。

2社目からの転職(1回目)

2社目への就職は、1社目からの関わりがあった人事部の人からの紹介でした。ちょうど、グローバル事業を広げようとしているところだということでまずは1年間の契約社員、その後正社員、という条件で就職。

結果として、確かにグローバルな仕事につけました。仕事で台湾、インドネシアに行くこともできました。

だがしかし!

仕事の内容はSEというよりもセールス。ごりごりのセールスではないもののプリセールス&開発部門への橋渡し的なポジション。セールスは私がやりたくない仕事第1位に位置づけてもいい職種なのです。(営業の素質がないからであって、営業職をけなすものではありません)

そして、チームとしては部長+日本語ペラペラのカナダ人。英語のネイティブスピーカーに営業力で勝るわけでもなく、何かあればこの2人でどこかへ出張。私は、というとこのカナダ人が出来ない日本語の事務処理的なものを全般任され、チーム補佐的な位置付けに。SEでもない、チームでは一員というよりは補佐。また、私が請け負う仕事がほとんどなく、毎日忙しそうに残業している部長とチームメイトを横目に、今日は何をして1日潰そう、と考えることがかなりのストレスになっていました。そんな仕事がイヤになって契約社員→正社員の切り替えのタイミングで仕事を辞めることを決意しました。

これが私の1回目の転職活動。契約社員の契約の切れるタイミング、というのがあったので時期を絞って転職活動を行うことが可能でした。

この仕事を紹介してくれた人からは「言ってくれれば他チームへの移動もしてあげたのに」と言われたり、チームの部長からは「これから韓国事業をメインで任せようと思ったのに」とか言われたりしましたが、後の祭りですね。

また、この会社でのグローバル事業が全部同じような感じだったので、そこに執着はありませんでした。

退職理由
・SEではなくセールスだった
・英語業務の関わりはほぼなく、日本語の事務作業ばっかりだった
・毎日やることがなさすぎて出社が苦痛だった

3社目からの転職(2回目)

3社目として選んだ会社は、会社規模は小さいもののしっかりとしたSE会社。グローバル事業もパワーを割いており、社長面接でグローバル人員強化をしているので助かる!とお声をいただいて採用されて会社でした。社員の年齢層は比較的若く、実力主義のようで30代前半でも役職についていたり、お昼休憩の縛りがないので自由に休憩取って良かったり。時差出勤というのもあったので早く出社して早く退社することが出来たのはとても良かったです。(7時出社16時退社していました)

ちなみに、この会社は転職サイトで自分で探した会社です。求人にもグローバル事業の拡大を目指しての増員となっていました。

だがしかし!!(2回目)

蓋を開けてみると、私が配属されたのは地元企業を顧客に持つ開発部門。チームメイトは悪くないし、チームリーダーは私と同じ年。ごりごりのプログラマ、インフラおたくの多いチームの中で、顧客とコミュニケーションを取れる私をとても喜んでもらいました。

とはいえ、グローバルとは一切関わりなかったので何度かチームリーダーにもその話はしたし、その際には「まずは会社に馴染んでもらうためにここのチームに入ってもらった」と言われるだけ。

ここの会社の契約社員期間は3ヶ月でした。この契約社員→正社員への移行のタイミングでの人事部との面接で「グローバルの事業に一切携わっていない」ということをはっきりと告げ、退職のむねを伝えました。

ちなみに、ここの会社に転職する際、前職より基本給は落ちました。それでも自分が求める仕事と完全一致していたので、それならば、とここの会社に入ることに決めていたのです。人事面接ではそのことについても指摘しました。

すると、人事部も社長も焦ったのか、すぐにグローバル事業をやっている部署へと異動してくれたのです。本当にすぐ。翌週から。契約期間を2ヶ月延長して、その新しい部署での様子を見る、ということになりました。

そして月に1回、イギリスにある子会社の人が訪日していたのですが、そこでの座談会的なものにも参加させてもらえるようになりました。

だがしかし!!!(3回目)

この部署でやっていることは主に、イギリスの子会社で扱うソフトウェアの開発。そして日々の開発業務をしていく中、私は開発しかしない位置にいること、そして人伝えでこの部署の部長は増員を求めておらず、今回の私の部署異動は「いやいや」だったと聞いたのです。いやいや受け入れた人間を積極的に扱う予定もなく、ただ新人(会社員1〜3年目)と一緒に開発させとけ、という意図が仕事をしていてはっきりと見えたので、2ヶ月間の契約延長後にこの会社を退職することに決めました

退職理由
・グローバルな仕事に全く関わらなかった
・前職より給料は低く、かなり妥協した給料だった
・今後もグローバルな仕事に関われる可能性がなかった

転職2回目、4社目にして希望と巡り合う

前回の仕事も契約の終了時期が見えていたので、転職活動としてはやりやすかったです。

前回の転職活動は自分で求人サイトを見ながら行ったのですが、今回の分は無料転職エージェントを利用することにしました。その理由は主に2点。

  • 通常の転職サイトには載っていない求人も紹介してもらえる
  • 希望業務(グローバル&SE)・年収に合わして探してくれ、時間の節約になる

最終的に選んだ会社の他にも何社か紹介してもらったものの断ったりしていたのですが、それでも問題なく次々に提案してくれました。4社目の会社は3社目の会社から少し離れていたので、契約社員で年休のない私には面接へ赴くのは少し大変でしたが、会社側も融通を利かせてくれてとても助かりました。(人事面接は週末に近くのカフェで行い、部署面接は夕方の6時という遅い時間)

ここの会社は色んな国にある子会社にシステム導入というプロジェクトの真っ只中で、面接してくれた担当者は数日前まで海外出張していた、などかなり期待が持てました。

実際に入社してからもプロジェクト自体がグローバルなので希望通り、海外出張は1年位は少なくともないだろう(プロジェクトやシステムの勉強のため)と思っていたけど半年ほどで行かせてもらえるようになるなど、大正解の会社でした。

ちなみに、給料は3社目よりも上です。2→3社目のときにかなり妥協していたので、給料アップについてはこだわりました

プロジェクトも落ち着いたところで、もう少しスキルアップしたいと思い転職活動を始めたのですが、会社見学を行い、面接をスケジューリングしているタイミングで結婚・引越しの可能性が出てきたので3回目の転職活動は未遂になりました

転職の失敗について

語学学校で英語を伸ばすためのコツ

さて、以上が私の転職履歴になるのですが、見てもわかるように会社には入ったけどやっぱり違う、と思って転職した回数は2回。

その際の会社への就業期間も1年と5ヶ月、と長いとは言えません。とくに3社目に関しては一番無駄にした5ヶ月だったなぁと言わざるを得ないほど、得たものは何もありませんでした。(あえて言うなら、先進的な働き方ができたのでそれはいい経験だったかな)

それでもその5ヶ月がなければ求人のタイミングも合わせると4社目とは出会えていなかったわけなので、後悔はしていません。

転職の目的を考える

「転職しすぎると良くない」という話もよく聞きますが、私の転職に関してはそこに壁を感じることはありませんでした。私なりにやりたいことが明確になっていたし、現職ではそれが果たせないことがはっきり言えたからだと思います。

私の場合は以下の2点。

  • グローバルな事業(メールや対面含む)に携わりたい(それは何故かも言える)
  • SEとして開発や設計など行いたい

ここを芯としてしっかり持っていれば気が引けることなんてないと信じています。また、そこを受け入れてくれない会社はご縁がないだけの話。受け入れてくれる会社を探しましょう。

転職が正解だったか見極めよう

そして、1回就職してしまったからといって、そこに骨を埋める必要もないのです。転職した先の会社が本当に自分が転職するに至った理由を取り除いてくれているのか。せっかく採用してくれたのにすぐに辞めるのは申し訳ない、なんて思う必要はありません。

これから長く働きたいのならなおのこと。自分が自分なりに満足できる環境で仕事はしたいですよね。

会社によって期間は様々ですが、多くの会社は中途入社の社員には「契約期間」を設け、その期間終了後に正社員となります。私はこの契約期間はお互いにとってのトライアルと思っています。

よっぽどのポカをしない限りはだいたい正社員になるこのシステムですが、就職した会社を見定めるのにも良いし、比較的やめやすい期間だとも思っています。もちろん、正社員になるとやめづらくなるというわけではないです。気分的に切り替えやすいタイミングだと思っています(少なくとも私にとっては)。

なので、転職したから終わり!ではなくて、その転職が正しいものだったか、もこの期間中にきちんと見るようにしましょう。

せっかくの転職、失敗したと思ったら再度転職する勇気を持つ

給料もらえるならなんでもいい、という人もいます。給料低くてもこの条件なら、という人もいます。人によって仕事へ求めるものも、仕事に対するモチベーションも、その仕事への満足度もそれぞれ。

だからこそ、人によっては転職という選択肢がある。

そしてこの転職という選択肢には、その結果からのさらなる転職という選択肢もあるのです。

せっかく転職した会社だけどやっぱり違っていた。毎日ストレス。毎日悩んでる。それであれば、また、さらなる転職を考えてみても良いのではないでしょうか。